大型二輪挑戦の巻
in 鳥取県運転免許試験場(東伯郡大栄町由良)
Updated 1997-9-25
※ 本ページは、ロクな練習もせずに試験場で大型二輪免許を取得しようとした
無謀者が書いた手記である。
主観的な意見が大部分を占めていますが、
それも個人的な意見として捉えていただければ幸いです。
それから、文中に出てくる「いけん」という話し言葉は、
こっちの方言で「駄目である」の意味です。
大型二輪挑戦の動機
大した理由はない。新車の購入予定は全くない。
ただ、400ccまで、という制限が気に入らなかっただけである。
中免取得以来5年にもなるが、
いざBig bikeに乗りたいと思っても、免許がなければどうしようもない。
しかし、試験場で免許を取るくらいは出来ると思った。
5年前、奈良県の試験場で中型二輪を取ったこともあるので、
その時の要領で挑めば何とかなるとも思った。
今すぐ必要な免許ではないが、学生の間に資格だけでも取っておかなければ、
後悔すると思ったのがそもそもの始まりである。
試験場の概要
鳥取県は最も人口の少ない都道府県である。しかも道路整備もしっかり出来ている。
そして、車はほぼストレスなく走ることが出来る。
冬は北風が強く吹き荒れ、やたらと寒い。たまに積雪もある。
そのため、バイクの数は異常に少ない。受験者数も少ない。
さて、試験場の場所は、畑が延々と続く県中部の東伯郡大栄町。
自分の住んでいる所から、バイク(車)で1時間くらいの所にある。
ここはすいかの産地でもある。
その証拠!?として、試験場の隣には、仕切りもなく畑がある。
そこには、スプリンクラーが設置され、
コースの中に水がシャワーのように降り注ぐこともある。
受験者数が少ない為か、試験場には、二輪専用コースはない。
普通車、トラック、バス、バイク、すべて同じフィールドで戦う。
さらに、監視塔もない。そのため、
採点は試験官が乗った車がバイクを追いかけ回して行う。
後方確認すると、必ずピタリとつけている。
全て至近距離から採点され、ごまかしが効かない。
この車は、スポーツの審判と同様、石ころと見なされる(らしい)。
しかし、見た目にはフツーの車でしかない。
コース内には、本物の普通車も走っている。
「事故でも起きたらどうするんだ?」という声はないのだろうか。
たけど、試験官も楽ではない。
ナナハンをフツーの車で追いかけ、同時に採点もしなければならないため、
かなりのテクを要求される。脇見運転しまくりである。
ヘタをすると置いていかれる(実際に置いていかれたのを見たことあり)。
随分器用なことをするもんだ。
実技試験の前には、マシンの感覚を掴むための、「事前走行」がある。
だーっ!、と駆け抜けて一瞬で終わるより、
たらたら走って、クラッチやブレーキの感触をつかんだ方が良いと思う。
試験直後には合否に関わらず、試験官からのアドバイスがある。
この時点では細かい採点結果は出ていないと思う。
当然ながら、試験官によってその内容は異なるが、
とても参考になるので、よく聞いておくことが肝心。
試験官は少々クセのある人たちだが、聞く姿勢を持って接すれば、
きちんと教えてくれます。時間にして2分程度はあったと思います。
そして、全員の試験、あるいは午前中の試験が終了して20分くらいすると、
試験官自ら合格発表があり、書類を返却して解散となります。
最近は受験者数が5名前後と少ないため、午前中ですべてが終了しますが、
念のため一日中空けておいたほうが無難です。
乗車順序は受付順、ただし、1回目の人は最後に回されます。
試験日時:毎週水曜日。8:30〜9:00が受付。予約不要。
試験車:HONDA VFR750K(2台のうち、1台を使用。乗りやすいバイクである)
要るもん:バイクに乗る格好(ヘルメット、グローブ、ブーツ、長袖、長ズボン)。
免許証。
1回目、以後5回を超える毎に写真(現地で調達できる もちろん有料)。
2回目以降は申請書類。
勇気・気合い・根性の3点セット。時には忍耐力。(要らんかも)
お金:申請料2700円+車両使用料1000円
(合格すれば、さらに免許交付手数料1800円)
コース:2種類(1週おきにA→B→A・・・と変わる。
私はAコースの方が走りやすい)
試験官:次に挙げる2名のいずれか。毎週行くと完全に覚えられる。
中年、細身、長身、声がデカイ人
(Aコースの担当が多いので、以後、試験官Aと呼ぶ)
年配、小柄、白髪、(淀川長治(日曜洋画劇場の解説者)
あるいは粉引きじじいに似ている。
Bコースの担当が多いので、以後、試験官Bと呼ぶ)
※細かいとこは、直接試験場に問い合わせるなりして下さい。
きちんと教えてくれます。
第1章 事前審査(1996-7-17)
愛車CBRで、8:30に試験場に乗り込む。今から1年以上前のことだ。
さっさと受付を済ませ、ボーッと呼び出されるのを待つ。
9:30くらいになって、試験官Bから、「大型二輪の事前審査の方」と呼ばれ、
車庫の方へ連れて行かれ、
事前審査の概要について説明を受ける。今日は5名が審査に挑戦。
全員、俺より若くて体力ありそうな兄ちゃんばかりだ。
当時は法改正前で、内容は引き起こし、8の字歩き、センタースタンドがけの3点セット。
ここで、
試験官B>「みなさん出来るとは思いますが、
誰が見ても安全・確実に出来るかどうかを見る試験ですので・・・」
趣旨を述べ、さらに
試験官B>「私が"はい"と言うまで動作を繰り返してください」
とのこと。思ったより厳しい。
さて、試験車は車庫の奥で埃かぶった黄色いタンクの、
古い・汚い・重いの3拍子そろったシロモノ。(車種は分からん)
しかも、2台も置いてある。
まずは引き起こし。倒すのも自分でやらねばならない。
顔は引きつらせながらも、結局3回くらい繰り返して終了。重かった。
コツはあるが、力も要る。
引き起こしなど、フツーの者にとっては練習などしていない。
次に、8の字歩き。バイクがボロイので、力入れて押さないと転がらない。
でも、中型のバイクに乗っていれば誰でも出来ると思った。
最後は、廃止されたセンタースタンドがけ。何故廃止されたのかは理解できん。
個人的には、最も「技」を要する科目であったように思う。ただし、力は要らない。
私は身内のZZR-400(約200kg)を何度も車庫入れさせられていたので、難なくクリア。
何人か危なっかしい人が居た。出来ることは出来るが、ちょっと怪しい。
試験官が用紙に何か書いている。キビシイ!
審査が終わり、バイクを車庫に片付けてから、しばらくして結果発表。
形式的な試験かと思っていたら、な、なんと2名不合格。
自分は合格したが、意外な結果だった。こんなもん落ちるわけないと思っていた。
ところで、試験場に受験の要領を尋ねるために電話した時、
「ブーツを持ってくるように」と言われていたが、
無視してスニーカーで乗り込んだため、実技試験は来週以降におあずけとなった。
奈良ではスニーカーで中免取ったのに・・・。
ということで、この日は1円も払わず、追い出されるようにさっさと帰る。
教訓:ブーツなしで来るべからず
第2章 実技試験(1996-7-24〜1997-9-17 計6回受験)
第1回 1996-7-24 快晴(すごく暑い)
前の週にバイクを修理に出した。愛車CBRのエンジンの吹け上がりがおかしい。
なのに、ブーツを買った。20000円也。
さらに、前の晩に飲みすぎた。二日酔いじゃ。条件は最悪である。
そのような訳で、列車に乗って試験場入り。まだ気分悪い。
受付を済ませたが、十何番目かで最後。乗車は午後にずれ込むこと間違いなし。
待ち時間、他人の走りを見ていた。結構うまい人が居るが合格しない。
「ナナハンを走らすくらい、俺でも出来るわい!」と意気揚々と乗り込んだのだが、
この先不安になってくる。
延々待つこと何時間、やっと乗る番がきた。既に午後2時である。
運の悪いことに、試験官が2人に増えてしまった。
四輪の試験が終わって、暇な試験官がやってきたからだ。
まるで、覆面パトで追いかけ回してるように見える。
試験のほうはと言うと、全然駄目でした。
メリハリをつけねば、と思い、外周は調子良くぶっ飛ばしたが、
クランクで足付いてあえなく試験中止。1/3くらいしか走ってねーぞ。
試験官のアドバイスは、「カーブでスピードを落とせ」くらいだった。
久しぶりにバイクに乗ってちょっと嬉しかったが、勘がなくなっている。
おまけに、一日潰れてしまった。
それにしても、ナナハンは速いな。
教訓:バイクに乗っていないのに受験するべからず
その後、愛車CBRの修理は9月までかかった。
結局、シリンダヘッド周りのOH等で約10万円也。
正真正銘の過走行車であるが、バイク屋のオヤジ曰く、
「50000km以上走ってるけど、それほどガタがきてない。大事に乗ってるな」
と言われて、ちょっと嬉しかった。
● 第2回 1997-3-12
愛車に乗れない為、8月は試験場へ行かず。
その後は、水曜日に抜けられない予定が入ってしまい、
試験場通いはおあずけになってしまった。法律まで変わっちまった。
愛車で定刻に試験場入り。
3月だがまだ寒い。バイクで約1時間走ってきたので、体が冷え切ってしまった。
よく考えてみると、前回から半年以上空いている。
しかし、事前審査は書類を見せたら免除になった。
仕切り直し第1回目、景気良くいきたいところだが、また午後に回されてしまった。
今日の目標は完走、だったが、半分くらい走ったところで、
試験官の車から無情のクラクション。「今日は点数が無くなったので、終わり」だって。
アドバイスは、左右折の幅寄せが甘いとのこと。確かにそうだ。公道での寄せ具合だった。
その他いろいろ言われたが、内容は忘れた。
この調子だと、何回かかるか分からん。しかし、意地でも教習所へは行きたくない。
特に目標はないので、ゆっくり自分のペースで試験場通いをすることにした。
それにしても、四輪で追いかけ回されるのは気になる。
教訓:右左折の幅寄せは大げさにすべし
● 第3回 1997-3-19 曇り
今日は来るつもりはなかったが、何故か来てしまった。
少しは試験場の雰囲気に慣れてきた。今日も目標は完走。
しかし、ロクにコースの下見をしなかっのが悪いのか、
訳が分からずに約1/2くらい走ったところで、無情のクラクション。試験中止!
今日の試験官Bは口数が少なく、アドバイスはあまりなかった。
試験官B>確認が云々かんぬん・・・。
試験官B>誰でも走れるのは分かっとるけど、確認がちゃんと出来てないといけんわい。
試験官B>どこがいけなんだか分かるか?
わし>・・・・・。
(当時は分からなかったが、後に遮塀べいの交差点を豪快に突っ切っていたことが判明)
試験官B>でもなぁ、一本橋が11秒、波状路も良かったでー。よー練習しとんさるな。
わし>いやぁ・・・。(照れ笑い)
試験官B>でも他がいけんわい。ん。
ちなみに一本橋と波状路は、普段からなるべく足を着かないように
心掛けて走っていれば、自ずと技量が身に付いてくると思う。
特別な練習は何もしてない。
教訓:コースの下見を欠かすべからず
● 第4回 1997-8-20 晴れ
就職活動やら研究やらで、5ヶ月も空いてしまった。また仕切り直しである。
受付では、
試験官A>おぉ、久しぶりだなー。
わし>いやー・・・。いろいろありまして・・・。(苦笑い)
適正試験では、
試験官B> 吉田さん、久しぶりだなー。何で来なんだだー?
わし> 就職活動などがありまして・・・。(またも苦笑い)
とりあえず適当に答えておいたが、このオッサンら、今日は口数が多いし上機嫌である。
だいたい、俺の事ほんまに覚えてんのかいな?
今日は少し気合を入れて試験に臨む。が、発進後ウインカー消し忘れ、
その後もう一回やった。さらに、ウインカーとホーンのスイッチを間違えた。
おまけに、クランク出口で左足付いたので、
中止かと思って試験官に合図を送ると、「行け」とのこと。
そして、何とか完走。
アドバイスの内容は、
試験官A>どーだ、久しぶりに乗った感想は?
わし>大型二輪の感触を忘れています。
試験官A>カーブ手前ではホンピングブレーキを使って十分に速度を落とすこと。
試験官A>それから、ブレーキは前後きちんと使わないけん。前ブレーキに頼りすぎとる。
試験官A>確認だけどな、後方はよー見とるけど、左右もちゃんと見ること。
とにかく、たくさん注意された。結果は不合格。
完走するかしないかは、受験者数や試験官の気分次第かな。
来週は予定があって来れない、次回は9月以降。まだまだこれからじゃ。
教訓:完走しても浮かれるべからず
● 第5回 1997-9-10 晴れ
先週は雨だったのでサボった。今日こそは、と気合を入れる。
既に中免の3回を上回っている。
今更教習所に通う気持ちにはなれないし、そんなお金と時間もない。
受験の順序は受け付け順なので、受付終了10分前に、「そろそろ受付けするか」、
と思って行くと、1番だった。ガーン。甘かった。何でやねん。
1番はエンジン暖まってないから避けたかったのに。
結局、受験者数は大型、普通共に5名くらいだった。
9時過ぎ、試験官Aが登場し、大型、普通のどちらを先するかを、ジャンケンで決めた。
今日は試験官の機嫌がやたらと良い。
俺は負けて、大型は後になった。
正真正銘の1番にはならんかったが、
エンジンが暖まっていないことに関しては同じである。
11時ごろ、順番が回ってきた。事前走行を済ませ、調子良くスタート。
コースが狭いので、スピードは控えめにする。
が、緊張しまくって安全確認とウインカーの手順がバラバラ。
あかんなー、と自分でも分かった。
途中、クランクで左足付くが、そのまま進行。
コース隣の畑にあるスプリンクラーのシャワーを浴びながらも、
一本橋、波状路、踏切、S字、急制動と通過して完走。
試験官のところに行くと、
試験官A>全体的に危なげない走りだけどなぁ・・・。
試験官A>細かいとこだが、安全確認の手順とタイミングが良くない。
確認してから進路変更して、云々かんぬん。
試験官A>右ステップにカカトが乗っている。
試験官A>課題走行だけど、一本橋、波状路はええがー、スラロームが遅いけー、
もうちょっと練習せないけんなぁ。
この間約3分、俺はひたすら聞き手に回り、「首振りマシン」になっていた。
徐々にレベルの高いことを要求される。結果は不合格。今日は合格者が1名出た。
教訓:受付はギリギリまで待つべし
● 第6回 1997-9-17 曇り
昨夜は台風が来て大荒れの天気。
緊張して5時に目が覚めた。
台風一過を期待したが、雨雲が広がっている。しかし、雨は止んで風もない。
「とりあえず、行っとこか」と思い、朝食をとり、7時半に愛車CBRでいざ出陣。
車(ボロイ)も持っているが、ウォーミングアップを兼ねてバイクにする。
途中、一本橋の練習を兼ねて渋滞気味の車の後をたらたらと走りながら、
8時半に試験場入り。1時間もかかった。
今日こそは、1番を避けるべく、申請書を書いてからグウタラ時間を潰す。
が、大型二輪の受験者が他に一人しか見当たらない。
しかも先週来ていた顔見知りの人である。
時間ギリギリまで粘ったが、
「他に誰かけーへんかなー」という期待もむなしく、誰も来なかった。
仕方ないので、受付へ行く。2週連続で1番じゃ。ったく。
しかも、受付のオマワリ(試験官A)の機嫌が悪い。コワー。
9時半頃、いつもどおり技能試験の受験者が一斉に呼び出され、
必要書類を記入する。今日の受験者は、普通二輪、大型二輪共に3名ずつ。
さて、書類を持っていくと、試験官Bが座っていて、
試験官B>ほう、吉田さん、先週も来とんさるな。先週はどうだった?
わし>いやー、完走しましたが、駄目でした。
試験官B>完走できただけでもええと思わにゃ。
などのやり取りがあった。
このオッサン、毎回何か話し掛けてくる。
10時頃、「はい、二輪の方」と出てきたのは試験官Bだった。
そして、「試験は大型二輪から始めます」とあっさり言われた。
ジャンケン対決はなし。今日は正真正銘の1番である。
早速、事前走行に入るが、
「本試験の前にエンジンを暖めておこう」などとセコイ事を考え、
軽く空ぶかしをしながらチンタラと走る。チャッカリと一本橋の練習も兼ねる。
今日の目標は、前回指摘された安全確認の手順をきちんとこなして、完走する事。
まずは、安全確認を落ち着いてこなし、乗車&発進。
「今日は前回ほど緊張せずに走っているなー」と思って、
外周→坂道→交差点→外周と進み、
カーブを抜けて加速!、したところで、
猫が飛び出してきて、慌てて急ブレーキをかける。
リヤがロックして焦ったが、試験中止にはならずそのまま進行。
「ついてねぇーなー」と思いつつ、気を取り直して一本橋へ突入。
普通に歩く速度で10秒なので、何も考えずに、いつものように通り抜ける。
自分では結構自信のある課題だ。
その直後には波状路が待ち構えている。途中でふらいて危なかったが、
ニーグリップ+半クラ+アクセルワークで持ちこたえる。
その後は、S字→見通しの悪い交差点→踏切→クランクと慎重に通過。
「安全確認もまあまあかな」と思いつつ、急制動へと向かう。
しかーし、ブレーキの開始が一瞬遅れ、再びリヤをロックさせてしまった。
何とか右足付かずに指定位置までで停止したが、大減点は免れない。
そして、最後のスラロームを無難にこなして完走。
試験官の所へ行くやいなや、
試験官B>びっくりしたか?(猫飛び出しの件)
わし>はい。(苦笑い)
試験官B>まぁ、しゃーないわ。
試験官B>急制動が云々かんぬん。
試験官B>それから、坂道降りる時はエンジンブレーキ使わないけんぞ。
試験官B>あとなぁ、平均台が9.?秒、波状路はええ。スラロームは7.?秒だ。
わし>そうですかぁ・・・。
試験官B>ところで、先週は何言われたー?
わし>(前回言われた事をそのまま答える)
試験官B>そーかー。んー、まぁ、今日はそんなところだわい。
という具合であった。
「今日はついてないな。駄目だな。仕方ない、来週頑張ろう。」と気を取り直し、
ひたすら他の人の走りを見て時間を潰す。
2番目の人は、他の四輪試験車が居たため、2回も急制動待ちを食らっている。
余計に1周回った。カワイソー。
しかし、それでもヒマだったので、勝手に自己採点をする。
不具合1個所当たり5点として6個所までOK、
タイム不足×2=10点、坂道降りで5点、タイヤロック×2・・・、
確認で気が付かんうちに何個所かチェックされとるやろうし(点数の単位は適当です)、
んーーー、駄目かなぁ。などを考えて時間を潰す。
そして全員の試験が終了した。今日の大型二輪は全員完走。みんな優秀だな!?
試験終了後20分くらい待って、やっと試験官が書類を持って出てきた。
試験官が、今日の走りで全体的に気が付いた事をあれこれ話す。
特に、乗車時、交差点、進路変更時における確認の甘さを指摘していた。
自分には思い当たる節のないことばかりだったので、
彼の手元にちらっと目をやると(視力には自信あり)、
自分の申請書が一番上にあることに気が付いた。
そこには、いつも[不]の判が押されていた欄に[合格]の判が押されている。
心の中で、「よっしゃ!!」と思いつつ、試験官が最後にこう言った。
試験官B >今日の合格者は、241、242番です。
諸般の事情で1年2ヶ月にも及んだ大型二輪免許取得の巻は、
こうして幕を閉じたのである。
そして、
「大自二」に“1”が記された免許証を見て今までの試験を思い起こすと同時に、
一人ニヤニヤしている今日この頃である。
教訓1:アクシデントに出くわしても諦めない
教訓2:前回注意された事を繰り返さない
第3章 感想
思っていたより早く合格してしまった。
確かに試験場で実技試験を受けて合格するのは簡単ではない。
しかし、とてつもなく難しくい訳でもない。
第一に感じたのは、技術的なことは大して言われないのである。
安全に乗り、課題走行がクリアできるレベルで良いと思う。
大型二輪が教習所で取れるようになったが、
自分はお金や時間がないので試験場に行くことにした。
技術的に上手くなりたいのであれば、教習所へ行った方が良いだろう。
しかし、自分の技量+知識がどこまで通用するのか試してみたいとも思った。
当分バイクは買わない(買えない)ので、
いついつまで取ろうという目標もなかった。
だから、別の予定があれば試験場には行かなかった。
ただし、学生のうちに取りたいとは思っていた。
進路も決まって、研究も目途がついていたので、
最後のほうはほぼ毎週試験を受けに行った。
やはり、続けて行った方が感覚が残っていて何かと有利である。
また、他の受験者といろいろ話ができて楽しかった。
目的が同じであるから話しやすいし、互いに情報交換も出来る。
鳥取の場合は、普通二輪の試験も同時に行うので、
彼らとも情報交換が出来る。
試験官から言われることに大差はない。
最後に、せっかく苦労して取った大型二輪免許だから、
大事にしていきたいと考えている。
違反などで取り上げられないように気を付けたい。
第4章 ささやかな助言
1.筆記試験
受けてないので知りません。参考書でも買って勉強されたし。
2.事前審査
これが出来んことには、前へ進めん。最初の試練である。
内容は引き起こしと8の字取り回し。センタースタンドがけはなくなったそうな。
仮に審査がなくても、
引き起こし、取り回し、スタンドがけが出来なければ、
実際に免許を取って大型バイクに乗った時に困るだけである。
それ以前に、実技試験で困る。
何回受けてもタダなんだし、
「こんなもん、誰でも出来るわい!」くらいの勢いで試験場に来ればよい。
自信がなければ、二輪安全運転講習みたいなものに参加してみるのも良かろう。
3.実技試験
試験は法規走行、すなわち安全確認を的確に行いながら、
確実に運転できるかどうかを見るのである(と思う)。
試験後に、「誰でも走れるのは分かっとるけー」と言われたこともある。
実技試験となると、どうしても技量の方に目が行きそうになり、
上手く見せようとするが、白バイ隊員や指導員になるための試験ではない。
下手な奴がぶっ飛ばして走ることほど恐ろしいものはない。
遅くても構わん。「速い=上手い」ではない。
飛ばすのは外周の直線だけで良い
(鳥取の場合、コースが狭いので、40〜50km/hくらい出ていれば良いと思う)。
試験では、安全確認の手順、ウインカーのタイミング、
的確なライン取りなどの減点項目が圧倒的に多い。
鳥取の場合、試験中止原因のトップは一本橋脱輪、2番目はクランク足つきである。
とりあえず、自分で気が付いたことを以下に挙げる。
- コースは完全に覚える。
道順を覚えるだけでなく、
実際にコースを歩いて確認の動作や進路変更のタイミング、
道路の見え方などをチェックすると良い。
面倒くさかったらやらんでもよいが、走行時の緊張は倍増する。
- 他の受験者と情報交換すべし。
試験官に指摘されたこと、合図の出し方、全体的な走り方など。
お互いに目的は同じであるから、話しやすい筈である。
そして、試験場の雰囲気に慣れることで緊張をほぐすことである。
- 普段から試験場走りを心掛けるべし。
車に乗っていても構わん。
確認の手順くらいは練習できる。頭で考えるだけでも良い。
「カッコ悪い」などと思っているようでは、いつまで経っても受からん。
- 正しい乗車姿勢で乗る。
基本中の基本である。
排気量に関係なく、バイクは体で乗るものである。
いかなるバイクでも乗車姿勢がイイカゲンだと、車体は安定しないし、
一本橋脱輪などでいつまで経っても完走できない。
- ナナハンパワーに振り回されるな。
大型バイクはやたらとパワーがある。
1速はやたらと高いし、アクセルをちょっと開けただけで「ウィン!」と加速する。
アクセルワークだけで走れたもんじゃない。
でも、安心せい。
全くナナハンに乗ったことがなくても、試験場で2、3回乗れば感覚が掴めよう。
半クラやアクセルワークを自分のバイクで完全にマスターして、
事前走行を有効に活用して試験車に慣れることである。
- タイムを気にしない。
一本橋10秒、スラローム7秒といった課題走行では、
どうしても時間を気にしてしまって、失敗しやすい。
一本橋が早かろうが、スラロームが遅かろうが、そんなに気にせんで良い。
試験中に「やばい」と思ったら、無理せずに行けばいい。
多少の減点で済む。他が良ければ十分合格できる。
満点で完走する必要はない。−30点までが合格ラインである。
- 試験官のアドバイスには謙虚に耳を傾けるべし。
試験では細かいことをチェックされてムカつくかも知れんが、
唯一自分の走りをチェックしていただける機会である。
今まで気が付かなかったことを、ズバリと突いてくる。
試験官は、多くの人の走りを見て評価するプロである。
- 試験官とて人の子である。
態度が悪いと、試験官の口数が減り、心証が悪くなるのは当然である。
実技試験は実際に走って○か×かを見るだけであり、教習時間ではない。
良く考えると、助言など無くても構わんのである。
- 前回注意されたことを再び繰り返さないように心掛ける。
これを実行するのとしないのでは、結果が大違いである。
良くない点を少しずつクリアしていけば、そのうち合格できる。
同じ間違いを何度も繰り返しても悔いが残るだけである。
コース図(21KB×2)
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