講義1  

第1日


これから地震再現プログラムの作成方法について説明していきます。第30日目に
は完成の予定でいます。私のプログラムは20日目位にあります。しかし、重大な
バグが混入しているような気がして期待したほどの成果は治めていません。このよ
うな場合には第一日目からやり直した方が早いと思いますが、その気力がもう私に
はありませんので、若くてバイタリティに溢れたあなた方に委託したくてこの講座
を始めました。

用意するもの。
     
     1 プログラミングができるパソコン。500キロバイト位の容量は最
       低限必要です。
     2 パソコン操作法やプログラミングの知識・技能の習得。
     3 地震に関する(関係する)本の読破。あなたはこれから人類未到の
       領域・山岳に踏み込んで、道を探し造り、ツール・装備を工夫し、
       崖を登り、様々な発見を重ねながら頂上を目指すのです。あらかじ
       め用意できる装備や地図を利用しない法はありません。
       それらの本を精読する必要はありません。どこに何が書いてあるか
       を頭に入れておくだけで十分です。
       一番重要なのは、あなたの足・体力と、「何としてでも頂上にたど
       りつくぞ、この山を征服してみせるぞ。」 という気力です。ひた
       すら、上へ上へ、の気力だけです。頂上に達したと思ってたどり着
       いた峰からは、新たな頂上が見えることでしょう。崖や雪壁にゆく
       てをふさがれたら、潔く引き返して、裏に回って違う道を探さねば
       なりません。
       5000メートル級の山登り、それも一人で、地図もなく、登山道
       もない。そこがこれからあなたの行くところです。希薄な空気のた
       めに10メートル登るにも死ぬ思い、苦しくてせっかく持ってきた
       水も飲めずリンゴも食べられない、そこがこれからのあなたの世界
       、岩と雪と氷だけの世界です。
       
       7合目位まで達すれば遥か下界が見渡せます。教科書にあった様々
       な地震法則・地震方程式の意味も、それらが成立する理由も自ずと
       解ります。それは何処の大先生も知らないことです。そこまでたど
       り着いた人だけが目にすることのできる光景です。


始めの一歩
       遥か彼方に高くそびえる険しい山。そこへの第一歩を踏み出すには
      勇気が必要です。しかし非常に簡単なことでもあります。

       「コンピュータで地震を起こすなんて、私は地震については良く知
      っているしコンピュータについても知っている。プログラムもできる。
      でも、地震のシュミレーションなんてできない、できるはずはない。」
  
       これを読んでいる大部分の方はこのように考えておられると思いま
      す。私達の体力(知能)とは自然を相手にする限り無力と思えるほど
      貧しいものです。いきなり山頂に立つことはできません。しかし一歩
      一歩山頂に近づくことはできるのです。巨大な岩体を動かす力は我々
      にはなくても、その岩体を小さく砕くことができれば、その岩体を動
      かすこともできるのです。誰でも5ー10キロの岩なら動かせます。
      自然科学研究とは問題を単純化、分割して我々の手におえる(扱える)
      程度に変えて、一つ一つ、順次に処理していくのが常道だと思います。

      コンピュータのメモリー内で地震現象を単純に再現してみましょう。
      岩体BLOCKに応力が加わり歪みエネルギーが毎年溜っていくとし
      ましょう。毎年ほぼ同じだけのエネルギーが溜り、BLOCKは限界
      に達したところで破壊、地震が発生し、再び歪みエネルギーゼロの状
      態に戻るとします。これをプログラムすることは非常に簡単ではあり
      ませんか。さっそくやってみてください。5分でできなかったら二日
      目はしばらくパスして、からだを鍛え直してからまたおこしください。

                   11/15 1996 第一日目 終了。

      第2日

            地震予知数値モデルプロ研究者の報告です。URLを上にたどる
     ことにより京都大学地震数値予報のHP(非公開)へ行けます。
         (汚ねーな目次だけ。)

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