I like natural forests.
Please save some for me


私たちは、信州にすむツキノワグマの研究をしています。私たちの研究は、人間と環境との関わりについて考えることから始まりました。信州の大型哺乳動物、特にクマ、と彼らが必要とする生息地を保護することを目的としています。

野県では、この20年間に、年平均130頭以上のクマが有害獣として殺されてきました。
日本全体では1000頭以上にもなります。私たちは、クマが人間と平和理に共存できると信じています。
ツキノワグマは主として植物食であり、できるだけ人間との接触は避けようとしています。農作物を荒らして問題を起こすクマは、
お仕置き
をして放すことが可能であり、この方法の成功率は高いのです。

クマ、とりわけ母クマは、驚いたときなどは人に危害を加えることもありますが、これは自分自身または子供を守るための行為です。適当な音をたてる(クマの生息域に入るときは、鈴やラジオを鳴らすか、グループで歩く)ことにより、登山者やキノコ採り、その他の山を利用する人々は、クマとの不要な出会いを避けることはできるのです。

野生のシンボルであるクマは、我が国の山岳生態系において重要な役割を果たしていると私たちは考えています。クマは、食物連鎖の頂点に位置するわけではありませんが、他の動物たちに比べより高度な生態学的要素を必要としています。したがって、クマを保護するためには、クマが必要とする生息地を保護しなくてはなりません。クマは人工林ではうまく生きていけません。なぜならば、たとえばカラマツとかアカマツといった1種類だけの樹種で成り立っている森林には、1年を通じてクマを養ってくれるような多様な生物はいないからです。クマは多様な種類の植物や樹木から成り立っている自然林の中でこそうまく生きていくことができるのです。人工林と違って、自然林にはクマをはじめとするいろいろな動物の食べ物がいつでも用意されているのです。自然林を保護しなくてはならない理由は、このことなのです。生物的多様性を失ってしまった地域を生き返らせるためには、広葉樹を植えることが有効です。ある地域でクマが生息できるならば、興味深いことに、小さな昆虫や草花から大木まで、また、小さなヤマネやかわいらしいモモンガから華麗なカモシカまで、生態系の他のすべての要 素も生息できるのです。要するに、クマは生態系を覆う「傘」の役割を果たしているのです。

大きい生き物も小さい生き物も、すべてがこの地球という衛生を共有して生き続けなくてはなりません。このことを保証することは、人類の責任であると私たちは信じます。私たちが受け継いだと同じように豊かな世界を、子供たちが受け継ぐことを、私たちは保証しなくてはなりません。クマについて私たちがこれまで持っていた否定的な感情を変えることによって、また、この国でクマが生き続けることを保証し、それによりこの山岳域に共生する多くの生物種に優しい「傘」を供給することによって、私たちはこの責任を果たすことができるのではないでしょうか。


shinshu is bearcountry.
please don’t forget it!