斜里岳 (しゃりだけ)1545m


頂上まで3.6Kの道のりである。登山者名簿に記載の後、清岳壮裏から一の沢沿いの旧道コースをたどる。
この登山道は飛び石伝いに対岸から対岸とわたり歩くため、コースの変化と適度な緊張が味わえる。
数えてみたら新道との分岐点、下二股までの間に14回も左岸右岸と渡った。多少のバランス感覚は必要かも 知れないが靴の濡れることを気にしなければザブザブ歩いた方が安全である。10回渡ったところ が仙人洞である。
下二股から少し登ったところに大きい岩があり、登山道は左右に分かれているように見える。 ここで右の急斜面に取り付いている登山者を見たが、「ここから新道へ行くの だろう」とこの時は気にも止めなかった。
下二股から30分ほどで最初の滝が現れ、この滝の左に巻き道がある。ここから滝が連続して現れるが 危険な個所にはロープや鎖が固定されているのでそれほど心配はいらない。
見上岩や七重の滝を過ぎ、さらに14、5回も対岸から対岸とわたり歩くことになる。 沢は登るにしたがって水量を減じ、上二股でほとんどなくなり、 ダケカンバやミヤマハンノキ林のある急なガレ場となる。
急なガレ場を登るとザレ地に出て視界が開ける。ここが稜線上のコル馬ノ背である。合羽を着る。
馬ノ背から祠のあるピークを越えると目指す頂上はもうすぐである。この日の頂上は霧雨強風で視界は まったく無し。馬ノ背から山頂にかけての礫地は高山植物の宝庫のようである。
チシマノキンバイソウ、チングルマ

晴れていればオホーツク海、知床連山、阿寒の山々が望めるのに残念である。 即下山開始とする。先行者の後について下り始めたがすぐに登山道でないことに気付き声をかける。 斜里岳のような人気のある山は大勢の人に歩かれており、道の状態で分かる。 今日のような条件の日でも道を間違えればすぐに気付かねばならない。
祠で出会った地元の人の話では、この祠は近いうちに取り替えるとのこと 、また新道の登山道はドロドロ状態だろうから旧道を下った方が良いとのアドバイスを受けることができた。 さらに下山後、小清水原生花園の見学をすすめられた。

下山の際に、先の大きい岩に差し掛かると対岸の急斜面にへばりつくように登っている登山者を発見して、 「余計なお世話かも知れませんが、道を間違えてはいませんか」と大声で呼びかける。
沢沿いの登山道にはよく高巻く道があり、ここは下二股との分岐も近く、またバリエーション ルートとも考えられるので、「余計なお世話かも知れませんが」となった次第である。
私の声で降りてきた人は「沢に張り出している木の枝を避けるため下を見ていて気付かなかった」との こと。踏み跡から大勢の人が間違えているようである。流木と石でバリケードを補強し、「まちがい岩」 と勝手に命名する。
左:登山道、中央が「間違い岩」、右:行き止まり: バリケード

登山口4:40→5:20二股→6:15七重の滝→7:20馬の背→7:40斜里岳→9:00七重の滝 →間違い岩10:00 →10:30登山口


注意
・飛び石:小屋前に足に包帯をした青年が、駆けつけたパトカーの警官から事情を聞かれていた。
・鎖、ロープ
・二股から少し登ったところにある岩(1998.8.12「まちがい岩」と命名):足元を見て登っていく登山者は この岩から右へ行ってしまうようである。
この日2人目撃。
・濃霧の中、山頂から下山の際:お花摘み道?に入らないように。

駐車場
登山口の山小屋清岳壮前に10台ほどの駐車スペースがあるが、いっぱいなら路肩に駐車できます。トイレ、水、 あり。
斜里岳1545m
斜里側から眺めると富士山のような端正な姿に見えます。山名の斜里は川の水源によるもので、アイヌ語の 「サル(葦のある湿原)」がなまったものとのこと。
斜里岳の高山植物
リンネソウ、フタマタタンポポ、ミヤマアズマギク、キクバクワガタ 、リンネソウなど。
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1998(H10)8/9〜8/17アポイ岳・雌阿寒岳・斜里岳・羅臼岳
8/09 松本→直江津発23:55東日本フェリー
8/10 16:25室蘭着→道の駅三石
8/11 道の駅三石→アポイ山麓ファミリーパーク→アポイ岳→ えりも岬→オンネトー国設野営場
8/12 オンネトー国設野営場→雌阿寒岳→斜里岳登山口
8/13 斜里岳登山口→斜里岳→岩尾別温泉
8/14 岩尾別温泉→羅臼岳→網走
8/15 網走→層雲峡→旭川
8/16 旭川→小樽発20:40新日本海フェリー
8/17 15:15新潟着→松本