赤岳 | あかだけ | 2899m | 長野県原村 | 〔1/25000地形図〕八ヶ岳西部 |
| 20071018−1019 | (木)・(金) | 曇り・うす曇り |
【道順・駐車場】
松本市、国道19号線、塩尻市、国道20号線→塩尻IC→諏訪南IC→国道20号線→
富士見町→県道90(諏訪南インター線)→八ヶ岳エコーライン→県道484(富士見原茅野線)→
美濃戸口八ヶ岳山荘駐車場(有料一日\500)
【コース・時間】
・10/18:美濃戸口(標高1502m)6:25→美濃戸(標高1760m)7:25→南沢→8:40石祠岩→9:45行者小屋9:55→地蔵尾根→
10:55地蔵仏11:00→11:15稜線(地蔵仏)11:20→11:25赤岳展望荘(標高2722m)→12:15赤岳山頂(赤岳頂上小屋:一泊二食\7800)
・10/19:赤岳山頂(赤岳頂上小屋)6:50→7:10中岳分岐7:15→8:05行者小屋→南沢→8:55石祠岩→9:50美濃戸9:55→10:45美濃戸口
【水場】
美濃戸口、美濃戸、行者小屋にある。赤岳頂上小屋はペットボトル(有料)。
美濃戸口からは、しばらくは車道歩きだ。美濃戸まで車で入ると駐車料金は倍の一日\1000となる。 単純な車道歩きをせず、時間も短縮できるのでそれもいいだろう。 車道を歩くと、約1時間余計?に歩くことになる。知ってはいたが、今日は小屋泊まり、 時間も余裕があるので、昔歩いた道を懐かしむつもりで歩いた。 この道を歩くのは15年ぶりである。15年もたったが、道は変わっていない、変わったのは美濃戸にある小屋の駐車場が広くなって いたことである。やはり、駐車料金は高くとも、ここまで車で入る人の方が多いだろう。 美濃戸までのあいだ車一台、人一人にも会わなかった。 美濃戸から北沢と南沢のコースに分かれる。 赤岳が主目的なので、南沢コースを行く。 後ろから軽快な歩きの二人が追いつき、追い越していった。今日初めて出会った人である。登山道脇の岩に 霊人碑や石碑が二基のある場所がある。ここは覚えがある。南沢コースのほぼ中間地点として、目印になる。 下山者に2人、1人と出会う。少し開けて横岳の大同心が見える。 雲は多いものの上空は青空も見えている。 赤岳も見えてくる。稜線の近くが白いのは、木々に霜が付いているからだろう。
コメツガの林に入り、抜けて、石の広場のような場所から、踏み跡が細くなった。 さっき何か立っていた(道標か)ところで違ったようだ。 張られたロープ沿いに行くと左に小屋が見えた。直接、テント場のところに出た。 行者小屋のベンチに登山者は誰もいない。地蔵尾根と文三郎尾根との分岐でもある。 ここまでは緩やかな道だが、いよいよ核心部の登りになる。 地蔵尾根を行く。 こちらを選んだのは理由がある。 地蔵尾根のお地蔵さんは、稜線に登り着いた場所に一つで、 立像だったように記憶している。 最近のブログ画像を見るとお地蔵さんは座像である。 立像か座像か、または別のお地蔵さんがあったのかを確かめたい。 それとお地蔵さんにロレンスかぶりをして頂き、写真に収めることである。 急坂の登りとなる。急は急だが、石が階段状に敷かれ、歩き安い。 岩場の登りも以前(といってもかなり昔だが)より、クサリも増えたようだ。 稜線の近くにお地蔵さんがあった。 座像だ。このお地蔵さんは以前もあったか、の記憶は全然ない。 昨日、浅間山と北アルプスが初冠雪と報じられたが、 八ヶ岳も少し降ったようで、岩陰に少しの雪があった。 わざわざ踏んで、新雪に足跡をつけるのである。
初霜や初氷、初雪を足で踏んで、ささやかな喜びを感じる登山者は 案外多いのである。クサリの岩場を登って、 稜線についた。ここのお地蔵さんも座像だった。 人の記憶なんて不確かなものだ。帰ってから、その時、撮った写真と見比べて見よう。 この日は、お地蔵さんにもエビのシッポがついて寒そうだった。 そこで自分のタオルをお地蔵さんにかぶせ、笠地蔵ならぬ、ロレンスかぶりお地蔵さんになっていただいた。 もっとも、そのタオルは写真を撮ったあとは元の頭に戻したのだが。強風で飛ばされてしまうだろうからと。 (翌日、お地蔵さんの恩返し?、あきらめていた日の出を見ることができた) 展望荘はここから5分と近い。休んでいる一人。 展望荘から最後の登りとなる。急斜面の細かいジグザグから岩場。 岩場だが、ここもクサリが続いている。 見えていた阿弥陀岳がガスに隠れ、横岳方面もガスに隠れてしまった。頂上から下ってくる二人。 稜線のお地蔵さんは憶えているが、展望荘から山頂直下の急坂の岩場には「はて、こんなクサリ場があったろか?」 とあまり記憶にない のである。 見下ろすと文三郎尾根の下部に3.4人の人が見える。 赤岳の山頂は小屋のすぐそこ。
とりあえず山頂を踏む。 誰もいない。ガスで展望も全然なし。 三角点、赤嶽神社の石祠がある。 横にも「弥栄」の 円柱が立つ石祠があって、いろんな神様が祀られているようだ。 展望が得られれば途中や山頂で景色を見ながら時間をつぶすが、これでは仕方ない。 三角点にヨーグルトとロールケーキを置いて記念写真とする。 時間は早いが早々に小屋に入ることとした。小屋は空いていた。先客2人、後から2人、今のところ自分を入れて5人だけ。 昼に着いて夕食までの間、時間があり過ぎる。この小屋には山の本がない。 こんなときの暇つぶし。昼食後、ストーブのそばで記録を書く。解約したWILLCOMがワープロとしてだけなら役立つ。 数年ぶりに携帯でメール作成、これが中々大変だ、ほんの数行でも 時間がかかる。小屋内では送信失敗となり、一度だけ、メール送信で外に出た。 あすの天気も期待できないようだ。 明日、晴れていれば阿弥陀岳に登るつもりだが、曇りなら文三郎尾根を下って帰るつもりである。 同宿の4人は横岳〜硫黄岳に縦走するとのこと。 今5時15分、外は濃いガスの中、宿泊者は結局5人だけだった。 夕食は5時30分、消灯は8時。でも、その前に寝てしまった。
未明に目があき、曇りガラスを拭いて見る。「おっ、星が見える」こんな時はうれしいもんである。 こりゃ、日の出が見れるかも。再び、布団に入って一眠り。 朝を向える。同宿の人からも「雲海が見えている」との声があがる。 ほとんど、あきらめいただけに、皆同じくうれしい気持ち。 朝食前に外に出て日の出を待つ。日の出前の雲も、燃えるように色づいた。 5時55分に日の出を迎える。 雲海に浮かぶ富士山や南アルプスや八ケ岳の山々。 山頂の赤岳神社も真っ赤に染まった。赤岳の「赤」、なるほど納得であった。 阿彌陀岳の後方に、富士山?にも見える山が現れた。 これは今、自分がいる赤岳が雲に写っているもので、他の山ではない。 日の出の時に、その反対側に雲(それも薄っすらと)があることが、赤岳の影が出る条件ではないかと思う。 つまり、快晴では現れない影で、珍しいものと思う。 赤岳頂上小屋にもこの赤影の写真があった。
この後、横岳〜硫黄岳の稜線は見えていたが、富士山、南アルプス、権現岳は早々とガスに隠れる。 晴天ならば、阿彌陀岳に登るつもりだったが、早々とガスが覆った上に、雨も心配されることから中止とする。 下山は文三郎尾根を下る。ここも急斜面のクサリの道であり、気が抜けない。、阿彌陀岳もガスに覆われた。 横岳から硫黄岳への稜線はずっと見えていた。同宿だった栃木と静岡からの人は今頃、あの稜線を歩いて いることだろう。 7時20分、下から登ってくる12.3人のグループに出会う。シャツに登別山岳会とある。北海道からの登山者だった。 続いて5人の若者グループに出会う。時間からして、行者小屋から出発のようだ。小屋前のテントは昨日より増えていた。 ゴゼンタチバナの赤い実、ヤマホタルブクロが一輪だけ咲いていた。 その後、行者小屋から美濃戸口までで出会った人は、11人。 美濃戸口〜美濃戸の間も、見るほどの紅葉はなかった。 松本に帰りついたら雨となった。
【温泉】
茅野市 金沢温泉 金鶏の湯 入浴+休憩\400