穴倉山
あなぐらやま 1365m長野県辰野町〔1/25000地図〕宮木・北小野〔三角点〕三等〔点名〕穴倉
20070911(火)曇り20031124

一度登った山でも何か気にかかる、忘れ物をしてきたような気がする山がある。穴倉山もそうだった。 予想もしていなかった山頂の石造物。その多さには息をのんだ。その後、城山(龍ケ崎城跡) から尾根を登った際に 尾根上に祀られた石仏の数々。城跡や山頂の石造物とも関係があるのだろうか。 これは昔から信仰の山として崇拝された山であろうと想像できる。前回は遅く登ったため、石造物を 観察する時間もなかった。以来、なんとなく引っかかっている山だった。4年ぶりの再訪である。

【道順・駐車場】
松本市、塩尻市、国道153号線、辰野町今村の香住寺(国道に道標あり)駐車場まで。松本から27k。 取り付き点まで車で行こうと思ったが、香住寺の上で道にチエーンゲートと電気柵があり、 車での林道は通行できなかった。
【コースと時間】
香住寺駐車場9:50→10:15西国三十三所観音巡り分岐→10:25林道上取り付き点石仏→10:50アンテナ→ 11:10平坦ピーク(西方向に変わる)11:15→12:15石柱ピーク(南方向に変わる)→12:25石碑三基12:30 →12:40穴倉山13:15→14:05アンテナ→14:20林道14:45→15:10着

今村神社の階段を登る。 階段途中にも電気柵がある。 ケモノが里の畑を荒さぬよう、侵入防止のため山裾をグルッと巻いて電気柵が張られている。 ちょっと指先で触るとパチッときた、通電中だ。 これでは神社のお参りもできないだろう。ここで引き返すわけには行かない。 棒杖で柵の一本を持ち上げ、間をくぐり抜ける。 舗装林道を行く。鉄塔を過ぎると未舗装となる。 左に「西国三十三所観音巡り」の道標があって、新旧の二体の二十七番如意輪観音像があった。 新しく整備された遊歩道のようだ。 林道の一番高いところで、小広い地点が穴倉山への取り付き点である。山火事注意の看板と二十六番千手観音像がある。 これよりキノコの止山で、道に沿ってテープがある。 入ったところに石祠が一基。 止山テープの松林はそこそこ急坂である。 赤テープが終わると、アンテナ塔がある。 今日も暑い、息切れがして汗だくである。 これより先は少々道が不明瞭なところもある。前回は11月末だったが、今は夏草に覆われたところもある。 登山者がつけた目印のテープを見落とさないように、それをたどる。 なだらかになって、平坦な小ピークに着く。

ここは方向が西方向へ変わる地点で、下山時は注意が必要である。 多少のヤブはあれど、目印あり。木につけられた入山禁止表示のトタン板を棒杖でガンガンたたく。 薄暗い樹林で、クマもイノシシもいそうな山であるから。ゆるやかとなって、石柱のあるピークから 方向は南方向に変わる。 急坂を少しで、見覚えのある石碑のところに着く。三基あり、中央に善女龍王(明治26年)、 左に妙見大権現(明治35年)、右は廿三夜塔(明治35年)。東の方向を向いて立つ。 ここから平坦道を行くと、左山腹の伐採のあとが見える。 展望を得られるように、伐採したよううだ。 そして、尾根上の細長い広場が山頂である。 三等三角点がある。 前回と違っていたのは、展望があることと山頂に標柱(小横川区)が立てられていたことである。 標柱は、クマ、イノシシ?にかじられた痕があった。 山頂には大小の石碑、石仏、石祠が二十二体ある。これらの石造物は逆L字形に立てられている。 大日聖不動明王(大正4年)、 袖虫玉神社、駒ヶ嶽神社など。 南東は伐採され展望あり、また東南も一部開かれている。 城山からの尾根と辰野町の市街地や小横川地区は見えるが、今日は曇りで遠くの山は見えない。

晴れならば八ケ岳や北アルプスも見えると思われる。 登ってきた方の反対側にも道があって、こちらにも石碑が二体あった。 小横川地区からの道と思われる。 道は良さそうだ?。 天気の良い日に今度は小横川地区から登ってみたい、と思う。 小横川の方に下ってみたい、との気持ちはあるが、 ここは気持ちだけ。降りたってから駐車地点までの道のりが長い。 張り出した城山尾根の先端を回らなければならないので。 往路を戻る。 取り付き点から城山尾根方面に少し行き、数体の石仏を見る。 十九番千手観音の小ピークから、少し今村側に下ったところに点名「今村」の四等三角点があるので それを確認しようと、ピンクテープを目印に少し下ってみた。 確認ができたらこの小ピークを今村山と呼称するつもりである。 かなりの急斜面だが、このまま下ると巡視路に出て、 三角点があると思われる。そこから巡視路沿いでも林道に行けると推察される。が、 途中で、気が変わり止めた。登り返しのことや、雨が降り出す気配もあったからである。 香住寺にお参りする。この寺のしだれ桜は、辰野町の保存樹木である。 誰にも会わず。下山後、雨となった。


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