月蔵山がつぞうざん1192m 長野県伊那市高遠〔1/25000地形図〕信濃溝口・高遠〔三角点〕三等〔点名〕月蔵
的場城まとばじょう876m 〔1/25000地形図〕高遠〔三角点〕四等〔点名〕的場
城山じょうやま986m
中条の城なかじょうのしろ
栗木田城くりきだじょう〔別名〕台の城山
藤沢城ふじさわじょう〔別名〕蛇山1032m 〔1/25000地形図〕辰野
20070420(金)晴れ

道路地図と地形図で城跡の位置を確認して、訪問の順番の予定をたてた。といっても、帰りの道中の道順ではあるが。 的場城から藤沢城はいずれも国道152号線沿いにあって、高遠町から杖突峠までの間にある城跡である。 どれも標高は低いので、そう時間はかからないだろう。ただし、いつものことだが、取り付き点次第ではある。

【道順・駐車場】
・月蔵山:昨晩の宿泊地、伊那市長谷(旧長谷村)道の駅「南アルプスむら長谷」、国道152号線、高遠町、 道標に従って高遠城址公園を経て花の丘公園駐車場まで。
・的場城:蓮華寺の駐車場に置かせていただきました。国道152号線沿いに蓮華寺の道標あり。 蓮華寺は、絵島の墓のあるお寺で観光パンフレットや案内板に載っている。
・中条の城:国道152号線、高遠町中条バス停「中条」。
・栗木田城:国道152号線、高遠町伊那栗田から山側に入って、日蓮宗藤沢山慈照寺:栗田多目的集会施設の駐車場まで。
・藤沢城:国道152号線、高遠町御堂垣外の小田井口(蛇王鉱泉の道標あり)から山側に入って、道広部に。、
【コース・時間】
・花の丘公園駐車場6:45→7:10林道→7:15林道→7:45月蔵山8:00→8:20下り口→8:45着
・国道152号線、蓮華寺駐車場9:05→9:10火の見やぐら(取付き点)→用水路→9:15橋→9:30尾根(じょうやまコース道標)→9:40的場城 →10:00城山10:05→10:20的場城→10:25四等三角点→じょうやまコース道標→10:40国道152号線→ 庚申塔等石造物群→バス停「高遠中学前」→10:50着
・国道152号線、バス停「中条」11:15→林道→11:25中条の城11:30→11:40着
・日蓮宗藤沢山慈照寺:栗田多目的集会施設12:05→12:15五郎姫神社→尾根→12:30栗木田城12:45→12:50鳥居→13:00着
・国道152号線、小田井口13:35→イノシシ防護柵→沢→尾根取付き→13:55伐採地→14:00蛇山14:10→14:30着

今朝の高遠、未明は星も輝いての快晴となった。 観光パンフレットによれば、サクラの湯から鉾持神社の間は、中央アルプスと南アルプスが両方見える歩道と のことである。ならば、と先ず、赤く染まる山を見るために、早朝からそこを歩いて見た。 点々破線の遊歩道かと思ったが、民家もあり車も入れる舗装道だった。 南アルプスは、仙丈岳が見えるだけだが、中央アルプスは 見える山も多く、中々のいい景色だった。月蔵山に向う。 花の丘公園駐車場から山手に向って真っ直ぐに登った。公園内のサクラの木には、それぞれ個人名が書かれた札がつけられている。 「ふるさとメモリアル植樹祭」とある。数十年後には、高遠城と並ぶサクラの名所となることだろう。 植樹の際につけられた道を登り、左右にある尾根の、右手の尾根に取り付いた。 左手の尾根の方が道は良かったようだ。 振り返ると高遠城と中央アルプスが見える。 何でも資料によれば、織田軍は主にこちら側から高遠城を攻撃したらしい。 急坂の尾根を行くと車道に出た。 右に少し行き、すぐに左折して山道に入る。そしてすぐに車道に出た。 ここからは車道歩きとなる。しばらく林道を行くとアンテナ塔が見えてきて、 一番高い位置のアンテナ塔の脇に三等三角点があった。展望は良くない。 車できた二人の方が作業中。 別方向に道があって「がつぞうコース」の道標があった。この方が、車道を歩かずに済むコースのようだ。 興味はあったが、ここを下ったのでは、車の回収が大変そうである。

往路を下る。 登ってくる一人に出会う。 「人に会うとは思いませんでした」「私も」てな短い会話。 高遠町の二日間で、山で出会った人(登山者)はこの時、この人だけだった。 次に的場城に向う。蓮華寺の駐車場から国道を少し行き、見当をつけて火の見櫓のところから山に取り付いてみた。 茂ったササを抜けると用水路に出た。流れてくる方向、右に行く。右下からの道(帰りはここを下った)があって、 小さな橋から林に入る。 帰りはここを下った。道もあり、印もあった。そして「じょうやまコース」の道標も。 竪堀地形を右に見ると尾根に出た。左からの尾根道が合流。おそらく、蓮華寺からの道だろう。 この辺りから城跡の遺構、竪堀・帯郭があって広大な削平地となる。土塁も確認できる。 一段下にも平地と土塁、更に平地が。ここが本郭か?。堀切と小山があって、ここに「じょうやまコース」の道標が ある。道標の示すコースは左に下っている。城域はここまでのようだが「城山」の頂上まで行って見る。 尾根伝いにしばらく行くと、倒木と塩ビの杭があるだけ、展望のない986m標高点の城山山頂だ。 道はこの先、下っている。帰り、尾根に出たところから、わずかに下った場所に四等三角点があった。 用水路からは、良い道方面に下った。そして国道152号線に降り立つ。正しい「じょうやまコース」の入口だろう が、道標はないし駐車スペースもない。 あとは国道を歩いて蓮華寺の駐車場へ向う。同じ確かめるなら三角点から尾根を下った方が良かった。と思う。

途中に庚申塔などの石造物群・バス停「高遠中学前」があって、取り付いた地点の 火の見櫓がある。なお、これも後で知ったことだが、蓮華寺の絵島の墓から的場城への尾根道があるとのこと。 次は中条の城。国道152号線、高遠町中条のバス停「中条」から登る。沢にかかる橋をわたると、 そこの自生のワサビがあった。 上はカヤトの原、畑地である。作業道から沢を挟んだ反対側がどうも城跡かも知れない。イノシシ防止柵に沿って 何段かの平地になっているが、これといった城の遺構は自分には確認できない。 先端から直接、国道に下る道はなかった。往路を戻る。 次は栗木田城だ。この山は国道からも「うん、あれかな」と分る小山である。 カヤブキの慈照寺から舗装道を登り、道が分岐するところに、神社の入口がある。ノボリ旗用の柱が立っている。ここから入る。 実は入ってすぐ、尾根への分岐があったのだが、気づかなかった。そのまま平行の山腹道を行く。馬頭観音があって、 神社への登り口、鳥居があった。長い急な石段を登る。見なれぬ野草が一輪。あとで調べてワダソウと知った。 神社名は道路地図から五郎姫神社だろう。 問題はここからだ。はっきりした道はない。 ただ、伐採跡があるので、ここから登ることとした。少し登ると超急斜面、直登無理だ。 左に逃げる。尾根に出た。何と踏み跡とピンクのテープがあった。 あとは尾根を真っ直ぐに登っていく。 「うん、何か見える」。二段になった平地にお堂が建っていた。

七面天女の額があり、七面山のお札あり。 背後は堀切になっている。展望はない。この頃、少し風が出てきた。天気は下り坂のようだ。 当然、印のあった尾根を下る。下っていくと鳥居があって、ノボリ旗用の柱から入って10mの地点に降り立つ。 次は、藤沢城だ。 これも国道から「あっ、あれだな」とすぐに分る山だ。 山頂から国道側は伐採されているから。山の名前は蛇山、ならば蛇王鉱泉への道から取り付けるのではなかろうか、 と思った。鉱泉への道を行き、鉱泉の建物が見える辺りで、「?」、どうも離れて行くように思える。 そこで、イノシシ防止柵のところから、柵に沿って、沢に下った。柵につかまり、沢を渡ると イノシシのぬた場か、湿地の平地が二つ、ここから登る。 正しい登城道とは思えないが、急坂を登ると伐採地に出た。一本松・堀切・一本松・堀切とあって 山頂に着く。山頂には石祠と一本の松。それと咲き始めたトウゴクミツバツツジ?が一株。 山で見るツツジは今年初めてだ。花を写真の撮りたいが、この頃風強く、中々うまく行かない。 山頂からは、自分が登ってきた方向とは逆に、良い道があった。これが正しい登城道だろう。 でも、今来た道?を帰るのである。知らぬこととは言え、やれやれである。 かくして、今回の里山と城跡探訪の旅は終わった。振り返ってみると、かなり時間と体力の無駄使いをしている。 正しい登り口を知っていれば、もっと短時間に楽にこなせたはずである。案内などない山だから、まあ仕方ないか。 と思うこととしよう。

的場城跡(城山城址)
城山は的場地籍の蓮花寺の裏山で 標高898mの山である。 室町中期ごろ築城されたと思われ、 そのころの規模としては 大きい方であり、土塁、空堀 の保存状態もよく素晴らしい 遺構である。伝説では城館の あったところだといわれ、 落城の時、姫が飛び込んで 死んだといわれている姫ケ池 も残影をとどめている。

栗木田城
殿垣外(とのがいと)は古くは 栗木田村ともいった。 この殿垣外の西方標高1020m の山頂にこの城はある。 頂上に平地があり、三段の郭があり、 西側に二ヶ所の堀があり、 山頂に七面様を祀っている。

藤沢城
旧高遠町の高遠町宝(史跡)指定書によると、藤沢城は鎌倉時代の元暦・文治年間(1184―90年)、 諏訪の社領に属していた藤沢盛景の築城とされ、天文18年(1549年)には藤沢の郷士、 保科正直が居住したと伝えられている。1961年、旧町教育委員会から史跡の指定を受けた。 守屋山から続く地形から蛇山とも呼ばれ、山頂(1040メートル)には、土塁に囲まれた平地と、 南北の尾根に5本の堀が残っている。松倉(金沢)街道と杖突街道の合流点に当たり、古来から交通の要所だった。

【下山後】
国道152号線、杖突峠、茅野市、県道16号線(岡谷茅野線)、岡谷市、国道20号線、塩尻市、国道19号線、松本市。
【温泉】
岡谷市 諏訪湖ハイツ \400


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