角間山
かくまやま 1981m群馬県嬬恋町〔1/25000地図〕嬬恋田代
20040616(水)晴れ

新潟県の米どころ、蒲原平野に、知る人ぞ知る名山「角田山」がある。湯の丸山付近の地形図を見ると 群馬県側に角間山というのがあった。案内では、湯の丸山と角間山は登山道でつながっている。 「田」と「間」の一字違いである。新潟県人の私としては何か親しみを感じるのである。

【道順】
長野県東部町(現東御市)の県道79(浅間サンライン)、「別府」の信号から県道94(東部嬬恋線)で湯の丸高原(地蔵峠)、 峠から群馬県側に下り、鹿沢温泉登山口まで。 第98番十一面観音の石仏、鹿澤スキー場の石碑あり。 なお、峠から群馬県側に少し下ったところの道沿いに「レンゲツツジの群落」がある。 山に登らなくとも、リフトに乗らなくとも、道沿いだけでも群落を見ることが出来る。 下山後、ここを通ったときは、路上駐車と路上に三脚を並べた素人カメラマン達が交通の支障になっていたのである。 まあ、それくらい「ツツジがすごい」ということではあるが。
【駐車場】
登山口に駐車場あり。トイレは、バス停「鹿沢温泉」にあり。第100番の観音様もここにある。
【コースと時間】
鹿沢温泉登山口6:20→猿飛佐助修行の地7:15→7:20作業道終点→7:40東屋→8:00角間峠8:10→8:30稜線 →8:40角間山10:10→10:35角間峠→10:50東屋→11:35着

登山口に鹿澤スキー場の石碑があったが、今はスキー場の「跡」である。登山口から入るとそこは ゲレンデ跡、草むらの中にヌカルミ。ヌカルミを避けてショートカットの一直線に登る。5分ほどで 二本松。 林に入る。 牧柵あり。 左へ。 足元はマイズルソウの群落。 白いのはイチゴか。 シラカバの林から 広い平坦地に着いたが、ここで私は迷ってしまった。分かってしまえばバカみたいな話だが、 角間峠への道が分からないのである。 地形図も登山道のコース案内図も持っていたにも関らずである。 今考えると、少々ボケていたのかも知れない。 平坦地に出て、最初に目に付いたのが大きな木の柱である。 字も薄れ掛けているが「猿飛佐助○○の地」とある。 その脇に「無料休憩舎→」の道標があった。 「無料・・・」はスキー場があった時代の残骸道標だろう。 山菜取りの人が二人、左手の広い道の方向から来たので、峠への道を聞いたが、分からない、とのこと。

大きな木の柱の文字は「猿飛佐助修業の地」と書かれているとのことでした。 はて、猿飛佐助と角間山が関係があったとは、知りませんでした。猿飛佐助は真田十勇士。真田も上田も近い。 ならば、そんな物語もあり得たかと思う。機会があったら猿飛佐助の本でも読んでみるか。 先ずは、右手の作業道へ進んだ。だが、道はゆるやかだが下っている。方向も登山口に出そうな感じである。 あれ、違うかなと戻る。 その途中にHとかかれた表示板があった。「違うだろうな」と思いつつも少し入る。 いくらなんでもこれは違う。 平坦地に戻って、今度は反対に行ったら、倒れた道標があった。 九十番観音1.0K、コンコン平1.1K、角間峠1.7Kとある。 このコンコン平というのが何処かが分からない。 正面のゲレンデ跡を登ると、平らなところがあるのかな、なんて思ったりするのである。 そして、ちょっとだけ、ゲレンデを登った。 だが、これも絶対に不自然である。

あの山が角間山なら、峠はあの鞍部のはず、地形図を見るも今一つ自信が持てない。 一般的な登山道に道がなかったり、ヤブであるはずはないのである。 それを、登山は登るもの、人気のない登山道はヤブに消えつつある、との先入観から 、とんでもないところで迷ってしまうのである。 過去にも同様な経験をしている。 なんのことはない。最初に進んだ、ゆるやかな下りの作業道を行けばいいのである。作業道の行き止まりに木道があって、 牧場に入る。 今、考えるとバカみたいな話である。こんなことも後々、あんなことがあったっけ。との思い出のために 何でも書いておこう。 朽ちた木道あり。ここからレンゲツツジの花畑を行くと角間峠に着く。 牧場の中のようだが牛はいない。 とにかく、こちらもレンゲツツジの群落地である。一面のツツジに見とれて、足も遅くなる。 木道が敷かれているが、朽ちたところもあり、落ちた橋もある。

ツツジにシラカバ、ダケカンバも混じって景色をより引きたてる。足元はマイズルソウ。 「おっ、あずまや」がある。立ち寄る。 スタンプ台があって「嬬恋かるためぐり」とある。 メモ帳に記念スタンプを押す。 黄色い花はキンポウゲ?。 東屋から少し右に行くと流れがあって、 牧場の牧柵の切れるところがあり、先に登山道が続いている。牧場の外に出て、角間峠に行く道と 思われる。ここは花のある牧場内を行くこととした。 牧場の境界である右手は、鉄条網が続き、それに沿ってカラマツが植えられている。 特に道という道はない。適当に歩くのである。ツツジとツツジの株の間が開いていて、そこに 幾筋もの踏み跡がある。ヤブっぽい時は鉄条網側に沿って歩く。 牧場をつめると牧柵の最上部で、牧場の外に出る。 そこが湯の丸山と角間山の鞍部、 角間峠であった。ここまで、ツツジだらけ。傾斜もごく緩やかで極楽ハイキングコースであった。

峠に山の石柱と道標あり。「湯の丸山1.5K、角間山1.3K 鹿沢温泉1.6k崩落通行止」とある。 壊れた鹿沢角間峠歩道周辺案内図があって、その脇に道あり。 さっき東屋で見た道はここに出るのではないか。 峠からは、笹原斜面をおおきなジグザグで登る。 高度が上がると、 北アルプスも見えてくる。 付近の山、東篭ノ登山や湯の丸山、烏帽子なども。 山腹を斜めに登って笹原の稜線に出る。 山頂は近い、目の前。展望はより良くなり、北アルプスに加えて、妙高なども見えてくる。 山頂直下はコメツガ林。これが、中々よろしい。実に涼しく感じるのである。暑い時には救われる。 クサリがあって、 山頂に出た。 360度の展望。誰もいない。 三等三角点。

浅間山、東篭ノ登山、富士山、八ケ岳、湯の丸、烏帽子、北ア、妙高、火打、菅平、根子、四阿、横手、白根山等々。 富士山も良く見える。 浅間山の噴煙は、以前見たより多いみたい。 ハクサンチドリが数株。 昨日も今日も展望と花に恵まれた。 これは一応報告と、妹たちに電話する。先日、飯網山にきたばかりである。無理かな、とも思ったが、 「信濃町まで迎えに行くから」「見なきゃ損する・どうでもこい」と半ば強引に勧誘する。 そして、明日くることになったのである。 山頂に一時間半もいたが誰も登ってこない。 往路を下山。 登ってくる二人に出合う。 牧場の花畑には、山菜採りが15人くらい。ゼンマイ、ワラビがあるとのこと。 登山口近くでクギを打つような音。 クマゲラか?。ないしょの話だが、このコースには、レンゲレンゲレンゲレンゲレンゲ・・・・・・色の一色の中にあって、 ただ一ケ所だけピンク色のツツジがあったのである。

【温泉】
中野市 ぽんぽこの湯 \500
【宿泊地】
国道18号線、信濃町 道の駅「しなの」


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