洞ノ峰 (西條城址) | ほらのみね | 1199m | 長野県塩尻市 | 〔1/25000地図〕塩尻・北小野 |
| 20040221 | (土) | 晴れ |
【道順】
塩尻市、国道153号線堀の内の信号を右折、中央本線下をくぐり、R431(上西条大門線)
に出て左折、中西条の
三嶽神社まで。
【駐車場】
三嶽神社に大駐車場がある。神社に旨い御神水あり。
【コースと時間】
三嶽神社10:35→10:40線路→11:00トラバース→11:20稜線→稲荷社→11:30分岐→11:45
引き換えした地点→12:00稲荷社→12:15石祠P1031→
鉄塔→12:40山の神自然園分岐
→12:55洞ノ峰13:20→13:30自然園分岐→鉄塔→13:50石祠P1031
→14:30常光寺→14:40三嶽神社
踏み跡があることを確認して、駐車場から神社の左手(お勝手場の脇)から踏み込んだ。 杉の林から出ると畑、そして中央本線の線路に出た。線路を渡って中西条と上西条 の境界の沢に沿って登る。 流れに沿ったところにはふみ跡もあったが、 上に行くに従い沢には雪もあり、傾斜が増す。 これ以上の直登は無理である。アイゼンは持ってこなかった。 雪のない方向にトラバースして、右手の尾根を登る。 すごい急坂だが、稜線に出れば道があるはずである。今までの経験から 判断して確信は持てる。 木枝につかまりながら登り、止め山テープのある稜線に出た。左右に道あり。 目的の山へは右方向だが、道なき道を来た私は、左の道、つまりこの道への正しい 取り付き点を確かめるべく、左の方向に行ってみた。 小さなピークから緩やかに下ると稲荷社があった。
モチやワンカップが供えられている。 なおもくだり、途中の分岐も左に下ると、 右、樹間から山肌の削られた山が見える。そして、何か重機で作業をしている音が聞こえる。 まさか、あの砕石現場の大柴山。と一瞬思った。いや方向・位置からして絶対にそんなことはない。 この時は採石現場かと思ったが、下山後に近くで道路の工事中であることがわかった。 頭が赤く塗られ、工の彫りがあり、少し大きめの石柱がある地点から、麓の家が見え、はずれに 大きな一本杉?が見える。 下は中央本線の線路。この先は急下降となる。 地形図から上西条の最奥の集落であろう。 だいたいあの辺りだな、と取り付き点の見当がついた ので、ここから登り返して元の分岐に引き返す。 せっかく苦労して登ってきた、稲荷社のある小ピークに山名はない。 そこで、仮に「稲荷山」とした。
T字路分岐から止め山テープのある稜線を行くと右下に塩尻中学の校舎が見える。 雪面を少し登ると小広いところあり。小さな石祠がある。 あきらかに人の手でならされた場所である。掘割跡もある。地形図上の1031m地点であろう。 昔、物見の櫓があったのではなかろうか。 緩やかな起伏の稜線をいくと、小さな鞍部に着く。右に下る道あり。動物のフン場だろうか、うんこが いっぱい。 この辺りから登山道に雪あり。 雪のある急斜面で鉄塔に着く。 左右が開け、常念岳、大滝山、穂高岳が見える。 鉄塔の少し先に道標があって、右手から山の神自然園からの道が合流する。 大芝山(洞ノ峰経由)と書かれている。 数日前の足跡があるがせいぜい二三人か。西条から霧訪山への別ルートである。
最後の20m位が大変だった。 急斜面で足元はすべる。気温は高く、雪は腐っているが下だけが凍っているので ある。 指をピッケルに、木から木につかまりながら(ちと大げさ) 山頂に立つ。 洞ノ峰1199m(西條城跡)大芝山30分、山の神自然園1時間と書かれた表示板がある。 標高の記載は少し違うが城ケ山=洞ノ峰であろう。 クヌギ林の山頂は楕円形に広く、塩尻市街地と安曇野、北アルプスが見える。 本日は16度、4月の気温とのことである。暖かい。おにぎり食っていたら上空を青いヘリが一機。 地形図どおり、この山の両サイドを送電線が走っている。霧訪山へと続く道はあるが、本日はここまで。 稲荷社方向への分岐からは、テープ沿いに下ることとした。多少方向はずれても、下りつく場所に 大差はなかろう。テープがあるのが心強い。
この方向の尾根には、堀割と思われる跡がいくつもあった。 大小六個はあった。尾根伝いに攻め上ってくる敵に備えるものであろう、西條城跡というのがうなずける。 右下に家が見えて来ると、 テープが途絶え、急下降となる。頭の赤い大きめの石柱をたどって下る。 なな何と、驚いたことに線路に出た。といっても元線路の一部だけが残る軌道跡である。 昔、材木の運搬か石材の運搬に使われたものだろうか。 新発見である。 軌道跡をたどろうと思ったが、左手を見るとお堂が見えたので 石柱に沿ってそちらに向かう。 不動尊がまつられたお堂があり、下にお寺の屋根が見えた。 「順路→」の標示があるのでその矢印を下る。 シャクナゲの多い道だ。 お寺の真後ろ、軒先に出てしまった。
軌道跡に沿って行けば人様の庭先に降りることはなかったわけである。 お寺の人に会うことはなかったが、 知らぬこととはいえ、大変失礼をいたしました。あの雪に残った足跡は私でございます。 実はここは常光寺の庭園で、その見学路だったのである。 もうしばらくして、開花時期になれば、すばらしい庭園になることであろう。 常光寺から県道を左に行くと車を置いた三嶽神社に着く。 着替えてから神社にお参りに行く。旨い御神水あり。 ここで、 神社の正面、右手から山に入っている踏み跡があることを発見。もしかして、 これをたどれば線路を横断することなく、三嶽トンネル上の尾根に取り付けたのでは ないかと思うのだが。先にお参りをしていればこのことに気付いたであろう。
【追記】
・後日知ったことだが、『小さな石祠がある。
あきらかに人の手でならされた場所である。掘割跡もある。地形図上の1031m地点であろう。
昔、物見の櫓があったのではなかろうか。』と書いた地点は、嵐城なる城跡であることを。
・更に『この方向の尾根には、堀割と思われる跡がいくつもあった。
大小六個はあった。尾根伝いに攻め上ってくる敵に備えるものであろう、西條城跡というのがうなずける。』
と書いた地点は、飯縄城なる城跡の遺構であることを。