焼岳(やけだけ) 2455m 100名山 : 長野県安曇村、岐阜県上宝村 : [1/25000 焼岳]
record | album1 | album2 | album3 | index | 1999.10.02〜03(土・日) 晴れ・雨 単独・テント泊
焼岳は今でも山頂付近から噴煙を出し、活動を続けている活火山です。最近では、昭和37年6月に爆発し、 山腹の山小屋が壊され、2人が重傷を負いました。大正4年、中腹で大爆発によって発生した土石流が 梓川をせきとめて大正池を作りました。焼岳は釣鐘をふせたような形をしています。このような形の火山を トロイデといい、ねばりけの強い溶岩が積み重なってできたものです。 はっきりとした火口があり、水を池のようにたたえています。

アプローチ
松本→国道158号線→沢渡→中の湯ゲート→焼岳中の湯温泉口 松本から52K位
中の湯ゲートを過ぎ、安房トンネルの手前150mを、右折する(安房峠に向かう)。7号カーブにある中の湯温泉 旅館を過ぎると、10号カーブの先に、焼岳の登山口「中の湯温泉口」がある。 10台ほど駐車出来る。「山と渓谷」99年10月号でも紹介されている。
コース&タイム
10/02 焼岳中の湯温泉口7:20→8:30ちょっと見ピーク→9:00水無沢→9:55×点分岐→池→10:15×点分岐 →10:25焼岳10:40→ 11:25八号目→ 11:40焼岳展望台11:50→12:00焼小屋→13:35焼岳上高地登山口→13:45穂高橋・田代橋→14:10カッパ橋 (標高1520m)→小梨平キャンプ場(テント泊)
10/03 小梨平キャンプ場→上高地バスターミナル7:10⇒ 中の湯ゲート7:25→8:10中の湯温泉旅館→8:35焼岳中の湯温泉口

この登山口から焼岳に向かうのは、99/7/16以来、2度目である。9/15の災害の 復旧工事による、上高地公園線の時間交通規制により、利用者が多いものと予想したが車は5台であった。 朝食後、出発する。久しぶりのテントが重い。急な樹林帯を登ると、木の間にちょっとだけ焼岳が見える「ちょっと見ピーク」 である。ここで、休んでいる先行パーテーを追い越す。ここからは平坦な極楽平で、やがて 前方に焼岳、右手に霞沢岳が見えてくる。真っ赤に紅葉したナナカマドが美しい。 「槍 穂高 峯を伝いて 中の湯に 杖を休めて 湯浴みをばせん」 の案内板を過ぎると前穂、明神岳、遠く大滝山、蝶ケ岳の見える「水無沢」である。 水無沢からは、また急な登りとなる。岩混じりの道になると、硫黄の臭いがして、焼岳の噴煙が見えてくる。
ガラガラ道を一登りで、山頂直下の分岐に着く。左手の岩峰は、危険だから行くな、との「×」印が岩にある 「×点分岐」である。海水パンツで入った人もいるという火口湖が、すぐ下にあるので 降りてみた。 青く澄んで冷たく、きれいな水であった。味見をしなかったのが悔やまれる。
×点分岐から、噴煙の吹き出す岩の下を行く。上高地分岐にザックを置き、山頂に向かう。
快晴。360度。全部見える山頂である。 この時、15人位の人が山頂にいたが、焼小屋方面から 登ってくる大勢の人の列が続いているのが見える。
展望を堪能した後に、上高地に向けて下山する。九号目で、登山道を外れて左手に、2人の若者がいる のを発見。さらにその下に3人パーテーが。「道が違ってますよ」「間違えたようです」の後。「ラクー!」 の声がかかる。道を外れ、落石を起こした3人パーテーが、下のパーテーに怒られていた。 終始、穂高を見ながらのルートであるが、頂上から八号目までは、落石に注意が必要な道である。
八号目に、危険区域の標識がある。「これより頂上までは、落石や浮き石等があり、大変危険ですので 十分注意して下さい。:長野県北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会・ 岐阜県北アルプス山岳遭難対策協議会
中尾峠からの登山道を左に見て、焼岳展望台に到着する。ここからの展望も良い。 焼岳小屋から急な下りとなり、鉄のハシゴを 二つ下り、林に入る。道が平坦になると小さな流れを渡り、焼岳上高地登山口に出る。 林道を左に行き、新しい穂高橋、田代橋を渡って、梓川沿いの遊歩道をカッパ橋に向かう。 焼岳小屋から穂高橋の間に、出会った人は10人だった。穂高橋からは数えきれない人々々である。 カッパ橋からの景色は、穂高の峰々や焼岳、霞沢岳もハッキリと見え、紅葉にはなっていないが 満足満足であった。
日帰り可能な時間であるが、せっかく担いできたテントである。予定どおり泊まることとした。 キャンプ場管理センターでテント泊(\500)の受付を済ませ、設営の後に、 バスターミナルに向かう。 観光客の大半は、14:40のバスで帰り、静かな上高地となった。 長いバス待ちも無く、観光バスは敬遠しているのか紅葉時期としては、 観光客はかなり少ないのではないか、との印象であった。 この後、ポツポツと下山してくる登山者は、17:40に乗るようだ。 明日のバス時間を確認して、村営上高地食堂の一番高いメニュー 「上高地定食\1600」を食う。

上高地公園線通行可能時間
7:00-8:00
10:00-10:30 入山のみ通行可
12:00-13:00
※15:00-15:30 下山のみ通行可
17:00-18:00
※4〜6日の15:00-15:30は通行止め

上高地発、沢渡駐車場行きバス
・7:10-7:40の間数本 ・11:40-12:40の間数本 ・※14:40-15:10の間数本 ・17:40
上高地発、新島々駅行きバス
・7:40 ・12:10 ・12:40 ・※15:00 ・17:30
上高地発、平湯温泉行きバス
・7:35 ・12:00 ・12:30 ・14:45 ・※15:10 ・17:30
上高地発、乗鞍高原行きバス
※15:00
※4〜6日の15:00-15:30は通行止めのため、路線バスの運行は無し。

時間があるのでバスターミナル、カッパ橋、ビジターセンターあたりをぶらつく。 話の種にと、キャンプ場の風呂(\400)にも入ってみた。入浴時間は、男性17:00-18:00、女性18:00-19:00 石鹸無し、である。私が入った時、22名の若者でいっぱいであったが、皆さん 「カラスの行水」並みの速さで出ていった。この日のテント場は、15張り位とガラガラである。 もう一度、カッパ橋まで行ってみた。最終バスの出た上高地は、人もまばらとなり、穂高にはガスがかかり、 夕焼けは見れない。雨が降りそうな空模様である。
夜11時過ぎから雷雨となる。やや収まった所でテントを担いで、50m上高地よりの ビジターセンターのテラスに、移動を開始する。 冬の上高地、過去に2度ここを使っているので今回で3度目である。 前方に人を発見。同じ移動組かと思い、声をかける。 「この辺の従業員で散歩をしていて雨に降られた」とのことである。 雷雨の中、深夜の散歩とは変わったやつがいるもんである。雷雨が収まったら、今度は強い風である。 一晩中荒れる。
10/3
5:30起床。6時少し前、出かけようとした所、ビジターセンターの人が来た。早い。 「おはようございます」の挨拶を交わす。テラスに避難させてもらったとは言えなかった。 雨の中、横尾、徳沢から来たと思われる登山者がバスターミナルに集まり出した。 やがて、登山者満載のタクシー、バスが到着する。7:10ほぼ満車となった沢渡行きの始発に乗る。 中の湯ゲートの下車は私一人、ここから車を置いた登山口まで、雨の中を約4K、1:10歩く。 車は4台。温泉に入り、帰路に着く。かくして3度目の焼岳登山は終わった。 焼岳への最短ルート「中の湯温泉口」からの 焼岳のピストンは無理が無く、危険個所もありません。 また、上高地へ降りてもバスを使えるので日帰りも可能です。

下山後の温泉:中の湯温泉旅館 0263-95-2407 \500 石鹸・シャンプーあり


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